令和5年 90歳になりました

卒寿のたわ言

堤 妙子

一度限りの人生をどう生きようかと考えていた青春時代。自分なりに出した方針(1.未来を育てる。2.他人を活かす。3.自分を活かす。)に添って生きてきた人生の内、今は自分を活かす時と思い好きな写真に取り組んでいる。

同時に敗戦後の混乱期、ララ物資に依って栄養失調死から免れた私は、平和を妨げる者や制度を決して許してはならないし忘れてはならないとも思う。平和があってこその芸術ではないだろうか。

芸術は人と人、及び人と物との関り合いにある。

写真とはその関わり合いをどの様に個性的に表現するか?熱心な仲間と共に追究していければいい、

それも楽しくできれば一層いい!

今日も大宮支部の皆様の顔を思い浮かべながら腹筋運動をして、夢の中迄カメラを持って答えを追い続ける。

皆様、どうぞよろしく。        (2023.07.5  所属クラブ会報に 巻頭言として掲載記事。)